Tag Archives: アルゼンチン
プンタ・アレーナス1日目
少し遅めに10時のバスにしたので今日はゆっくり8時半に起床の予定が、自然と6時前に目が覚めてしまった。習慣て怖い。二度寝して8時にまた起きてしまったので、ゆっくりと支度をして朝食を食べてチェックアウトしたものの、まだ時間が余ったので大型スーパーにあったアイスクリーム屋のアイスを食べたくなって行ってみたが、アイスクリーム屋はまだしまってた。実は前の日、食べようと思ったんだけど、まずはスーパーのレジでチケットを買えといわれたのであきらめた。種類とか選んでレジで買う自信ない。朝ならすいてるだろうしチャレンジしてみようと思ったのに残念。
しかたなく、バス停へ向かう途中、凛々しい犬がいたのでカメラを取り出して写真を撮ろうとしたが、シャッターが切れない。ピントがあうのに、シャッターボタンを押しても反応しない。これには焦った。電源切り直してもダメだし、最悪な状況を考えた。何を思ったのか、カメラは1台しか持っていない。イグアス滝に行くにもかかわらず、防水カメラを持ってこなかった思考回路がそもそもどうかしている。電池を抜いて電源を入れ直しても、メモリーカードも再セットしても直らない。無理だと思いつつ、初期設定に戻したらシャッターが切れるようになった。この先、一眼レフがただの重りになるところだった。
バス停につくと、すでにバスが来ていたので荷物を預けて乗車。一応、預けた時にタグをつけて、半券をくれるのだけれど、返してもらうときには大して確認しないのでいつも不安。それはバスだけでなく飛行機も。シート番号があるのでチケットに書かれた席に座っていたら、一列ずつずれろと。なんのこっちゃと思っていたら、案の定席が合わなくなった。番号がconfuseしているのよって言ってたけど、こっちのがconfuseしてるってば。結局、一列ずつ元に戻って済んだ。なんのこっちゃ。
こちらの長距離移動はバスがメインなので、バスは快適。日本の観光バスよりシートを含めた設備は整っている。プエルト・ナタレスの街を抜けると草原と丘と山。時々、馬や羊。さらに時々、ダチョウ。さらに時々、家がある。ずっと遠くを見ていて、目がよくなったかもしれない。そして、こちらの天気はよく変わるので虹がよく現れる。たとえ、毎日現れても、歓迎されているようでうれしかったりする。
4時間ほどで、プンタ・アレーナスに到着。マゼラン海峡に面するこの街は、かつて貿易で栄え今も11万人の人がいる大都会。大都会ということは、車の数も多いのであまり好きではない。排気ガス臭さがどうも。とりあえず、そんなことを思いながらウシュアイアへのバスを買いに、バス会社を訪れた。今回はちゃんと2社訪れて聞いてきたものの、安い方は日程が合わず意味がなかった。それにしてもウシュアイアまでのバスは高いなぁ。所要時間が10時間だからしかたないかもしれないけれど。
その後、ホテルにチェックインしたのだが、雰囲気はいいのだけれど、設備が古く、部屋も古くさい臭いが気になる。そして何より傾いている。大丈夫なのだろうか。管理人のおばちゃんはいい人そうなんだけど。とりあえず今日はここにして、明日また考えることにした。
で、特にすることもないのでペンギンツアー探しに。看板が出てるとガイドブックには書いてあったけれど、それらしいものが見当たらないので、インフォメーションセンターに行くことに。で、いくつかツアー会社を紹介してもらって、一番大きいといっていたところに行くことにした。カウンターで、今日の夕方から行きたいと話したが、明日は大きいコロニーに行くので、その方がいいんじゃないかというので、そうすることに。値段を聞いたら、想定の倍以上。悩んだは、悩んだけれど、せっかくだしとここでも思ってしまった。誰かこの思考を止めてくれ。さもないと破産する。あれだけあったチリ・ペソが既になくなりつつある不思議。
しかも、このツアーはバスターミナルに自分で移動しろと。14番を乗って行け歩いたら2時間くらいかかるぞと。ホテルに迎えにこいとはいわないから、せめてツアー会社の前から出発してほしい。14番てなんのことかと思っていたら、どうもコレクティーボ(乗り合いタクシー)のことらしい。タクシーがやたらと多いと思っていたら、バス代わりなのね。なるほど。
その後、マゼラン海峡をみたりしてホテルに戻る。ついでに、管理人のおばさんにシーフードのおいしい店を聞いたら、アミーゴがやっているお店があるといって電話をしてくれた。電話してくれたのはいいが、このおばちゃん地図がダメっぽい。この通りとこの通りだよと一応記しはつけてくれた。まだ4時くらいだけれど、昼と夜を兼ねて食べに行こうと思って地図の場所に行ってみたが見つからない。戻ったら、おばちゃんがいなかったので、検索してみることに。で、第二次捜索。が、発見できず、それっぽい店を見つけたので写真に撮って、ホテルに戻って受付のおばちゃんにこれか?って聞いてみたらSiといってそうなのか違うのかよくわからん。再度検索してみると、そのレストランは別物で、あるサイトでは市内の最も評判のいいレストランらしい。そこに行きたくなってきたが、せっかく紹介されたので、今日はあきらめることに。
で、第三次捜索したが結局発見できず、通りの人に聞いてみたら左曲がってうんたらと言っていたっぽいのでその通りに行ったらみつかった。おばちゃんもグーグルさんの地図も違うじゃん。中に入ると、先客が1組だけ。大丈夫かなと思ったが、まだチリの人のディナーには早すぎるしと思うことに。ここでようやく、先日出会ったチリ人のガイドから教わった料理を出してもらうことに。彼のおすすめということしか聞いてないので何が出てくるのか全く分からない。料理を待っているうちにそこそこ人が入ってきたが、ウェーターは一人だけで忙しそう。スペイン語で料理が出てくるのが遅いみたいな評判が書いてあったのは、そのせいなのかな。出てきた料理は、白身魚のグリルに、魚介類のホワイトソースをのせたもの。見た目は微妙だったが、すごく美味しかった。ただ、牡蠣とかがドカッと入っていてすごく豪快。日本料理って繊細だなと改めて思う。ちょっと高かったが、美味しいので満足。
るんるんでホテルに帰ったが、食べ過ぎなのか合わなかったのか気持ちが悪くなって、吐き気をもよおした。ぐったり。
そういえば、時間に余裕があったので、久々に、日本の音楽を聴いた。いきものがかりの「帰りたくなったよ」。ちょっとしんみりした。君が待っているのか、待っている「君」がそもそもいるのかすらわらからないけれど。
今日の出費
プエルト・ナタレス宿泊代(3日間):60000ペソ
ペンギンツアー:25000ペソ
水等:3448ペソ
夕食:10000ペソ
ウシュアイアまでのバス代:30000ペソ
プエルト・ナタレス3日目
朝6時半に起床し、準備を整えたら朝食。旅行の時は朝食をとるより寝ていたいとずっと思っていたが、早起き出来るなら朝食も悪くない。朝食を終えたらホテルにバンが迎えに来て、いくつかほかのホテルを回ってピックアップした後、パイネ国立公園へ。13人のツアーに自分を含めて3人も日本人が乗っていて、ブエノスアイレスに行く飛行機や帰国便が同じような日だったので、今後の予定を話し合っていた。
昨日は行ったんだか行ってないんだか分からないパイネ国立公園。天気は曇り時々晴れ時々雨。風強し。そういう気候なんだけれど、とにかく今日は風が強かった。気を抜くと体が持って行かれそうになる。滝では、落ちていく水が風に巻き上げられているし、湖では砕けた氷河に打ち付けられた波がそのまま飛沫となっておそってくる。パタゴニアを回ると風を使って歩く技術を覚えていくっていってもいいくらい、どこに行っても風が強い。ヨットの操縦がうまくなるかもしれない。
おそらく、このたび最後の氷河見物だったのだが、いかんせん遠かった。グレイ湖越しに地図で見たら10kmはあったらしい。近くへ行くフェリーのツアーもあるので、さらに延泊しようかと悩んだけれど先へ進むことにした。ちなみに、フェリーは風が強すぎるためなのか、湖底が浅いためなのか着岸できずゴムボートで乗り移っていた。よくこの風で運行していたと思う。グレイ湖に浮かぶ氷河は青白くてきれいな氷河だった。打ち上げられている氷河は透明なんだけどね。
プエルト・ナタレスに到着後は、明日のバスの予約。受付は、誰がどうならんでいるのかカオスな状態だったが、こちらもすんなり予約が出来た。ついでに、乾燥して指が荒れているのでクリームを買った。商品に書かれている絵を見ながら選んで持っていったら、店員に手に塗るならこっちの方がいいわよといって、商品を別のものに変えてくれた。たぶんそういうことだったんだと思う。
今日はあまりに順調すぎる日程でるんるん気分。せっかくだし、どっかにおいしいディナーでもと思ってネットで探していたら、地球の歩き方にも掲載されているお店がおいしいとの噂を発見。一昨日の事件でチリペソの手持ちは多いため、無駄に太っ腹。しかし行く途中、財布を忘れたことに気づいてホテルに戻りながら、バカだなぁと思いつつも今までのバカさ加減を考えたらかわいいもの。
財布を取りに戻ってお店に着いたと思ったら、半分電気が消えていて誰もいない。なんか不安。とりあえず中にはいて、声をかけたら店員が出てきた。一応、開店しているらしいので潔く座り、頼んだメニューは、とあるホームページ曰く絶品らしい海鮮スープと地球の歩き方に載っていたサーモンのマッシュルームのソース。デザートに桃にクリームをかけた偽物卵。
地元の人にも人気って書いてあったのに、地元の人も観光客もいやしない。さすがに誰もいないと味に不安を覚えてしまう。そんな不安にさいなまれながら、最初にパンが出てきて、普通においしかったのでやや安心。けれど、サルサをパーカーに落としてしまいしょげた。続いて、海鮮スープとサーモンが出てきた。どちらもボリューム満点。普通はシェアして食べるからなんだろうけど。とりあえず、海鮮スープをいただくと、、、う~ん。スパイシーで、海鮮の味がしないような。とりあえず魚介類はいっぱい入っているんだけど、味がどれもしみてないような淡泊さ。続いてサーモンに手をつけたが、こちらはサーモンがしょっぱすぎ。場所によっては顔をしかめるしょっぱさ。どちらも食べきるのはあきらめた。デザートの偽物卵も、まぁ普通。普通っていうのは食べられるっていう意味で。
せっかく、「おいしかった」ってスペイン語を用意していたのにお世辞でも使おうとは思えなかった。結局、自分が食べてる間に一人だけお客が来たけれど、その人も初めて来たようだった。会計では、少しぼられた気もするし、チップは置かずに帰ってきた。食事がおいしくないと、色々と残念な気分になるね。すべてが順調にはいかないみたいです。
今日の出費
パイネ国立公園入園料 15000ペソ
ミロドンの洞窟入園料 3500ペソ
プンタ・アレーナス行きのバス 4000ペソ
ハンドクリーム 1200ペソ
おいしくないディナー 10000ペソ
プエルト・ナタレス2日目
昨日、パニック状態で何も確認せずにツアーを申し込んでしまったことに起因する結果というのが当然あるわけで、ツアー会社の前からとにかくミニバンに詰め込まれ、フェリー乗り場へ送り込まれた。30分も走っていない。パイネ国立公園ってこんなに近くないだろうとか思いつつ、小型のフェリーへ。どこに座ろうかうろうろしていたら、別のツアーガイドの兄ちゃんがこっち来なよと言ってくれたのでそこに。
ピュエル?とか言う名前のこのお兄ちゃん日本語が少し話せる。話せるといっても単語だけだけど。18歳の頃に、日本人の女の子にスペイン語を教える代わりに日本語を教わったとか。彼がいたおかげでいろいろと助かった。今いる場所を教えてもらったり、昼食はここでバーベキューだよとかツアーの内容を教えてもらったり、おいしい料理の名前をメモに書いてもらったり。果ては、プンタ・アレーナスからウシュアイアへのバスの日程まで聞いてきてくれた。週に3本とガイドに書いてあったので、若干不安だったのだが、2つのバス会社があるためほぼ毎日出てるんじゃないかと。たぶん…。
彼のおかげで助かったのはいいけれど、自分のガイドが誰だかわからない。途中、止まって氷河を見に行ったのだが、見に行ってよいのかもよくわからないし、何時に出発するのかもよくわからない。とりあえず、チケット見せてみんなに付いてっていいのか聞いたら大丈夫だと。ペリトモレノに比べたら小規模の氷河だが、氷河の周囲の風景はそれぞれ違っていて見飽きない。けれど、今回はそんな余裕はなく、急いで引き返す。船が着岸した場所に戻ったら、船が沖へ…。置いていかれたと思ったら、別の船が着岸するために沖で待機しているっぽい。それなら、もう少しゆっくり見ていればよかった。
途中、国立公園内のガイドらしい人が木の実をつまんで食べていたのを見ていたら、食べてみる?と聞かれてもらった。赤い実を2種類と紫色の実をもらったのだけれど、紫色の実はブルーベリーみたいに甘くておいしかった。ガイドは「私は、この赤い実が好きなのよ~っ」て言って去って行ったけど。
先ほどの親切な彼とは、ここでお別れ。我々はランチへ。バーベキューと聞いていたから、なんだろうと思ったら、おしゃれなコテージで普通に食事だった。パン、スープから始まるフルコース。メインは、鳥や牛や羊?の肉をバーベキュー風に焼いたもの。ツアーの値段が高かったのは、この料理のせいだったっぽい。何組かに分かれて座って、また一人だからうろうろしてたら、あっちがあいてるって言われて座ったところが、モントリオールから来ている老夫婦とシカゴから来ているたぶん新婚のカップルと現地のガイド。
どうなることかとドキドキしていたけれど、カナダ人の夫婦が気を遣って話しかけてくれたり、通訳してくれたりして助かった。そして、意外と英語がしゃべれていた自分に驚いた。英語だと自然と身振りが付く、というより、身振りをつけないと理解してもらえないから、英語を話すようにしたほうが多弁になるんじゃなかろうか。お互い旅行中なので、これからどこへ行くとか、どこから来たとか話題には事欠かない。スペイン語が話せるか?っていう話題の時に、自分は話せないからこれを持ってきたといって見せた指でさすスペイン語の本が大ウケだった。いいね~と言ってたけど、それほど使い道はない。ぶっちゃけ。
ご飯を食べたら、ツアーは終了。あとは船で帰るだけ。やっぱし、やたら高いツアーだった。明日にはプエルト・ナタレスを発つ予定だったが、明日こそメインの観光地を回ることにした。一泊延泊とツアーを再度申し込み。また余計な出費が…。
夕食は、遅めのランチでがっつり肉を食べたこともあり、昨日行ったカフェでホットドッグとアスパラガスのスープ。ホットドッグに、ずいぶん大きなレタスが入ってるなと思ったらアボガドだった。チリの人アボガド好きね。アスパラガスのスープもおいしかったけれど、トマトほどではなかった。
そういえば、明日のツアーの代金が、どうも余計に支払ったっぽい。ちゃんと聞けばよかったし、ほかのツアー会社も回れよと。めんどくさがるからそうなる。
今日の出費
ツアー代:20000ペソ(たぶん15000ペソが正規の値段)
明日のランチや水:3090ペソ
夕食;3200ペソ
エル・カラファテ5日目~プエルト・ナタレス1日目
エル・カラファテに後ろ髪をひかれながら、チリのパイネ国立公園に近いプエルト・ナタレス行きのバスに乗車。出発8時半、集合8時なのを勘違いして、7時半に行ってしまった。朝起きて、チケットを確認したらそれっぽいことを書いてあったけれど、8時って色んなところで聞いてたし念のため。もちろんバスはまだおらず、無くしたパーカーの代用品を探しに街の中心部へ行ったが、その時間に店が開いているはずもない。
昼食用にとバスターミナルへ向かう途中に買ったパンの入っている紙袋が邪魔だし、鞄に入れたらパンの油が他のものにうつりそうなので、食べ始めたら美味しくて全部食べてしまった。同じパン屋のパンを一昨日も食べたけれど、その時は前日に買ったもので美味しかったけれどべちゃっとなってしまっていたから、焼きたてだとこれほど美味しいと思わなかった。4つで8ペソだから、1個2ペソ。さすが農業大国だけあって、パンは安くて美味しい。アルゼンチンに来てからほとんどパンなのは美味しいんだからしょうがない。そんなわけで、今日も昼抜きが決定。
そんなことをしているうちに、バスが来て乗車。同じ会社だけでもプエルト・ナタレス行きのバスが2台出ていて、両方満席っぽい。宿が取れるか少し不安になった。
エル・カラファテからプエルト・ナタレスへは、アルゼンチンとチリ2つの国立公園を経由するので車窓がすばらしいとガイドに書いてあったが今回は熟睡。時々外を見てみたけど、広大な草原の向こうに山並みが見えたのは覚えてる。草原には馬や羊や牛がいたのも覚えている。
入国審査を経て、チリへ入国。入国管理局でお腹が痛くなって、トイレへ行ったが、便座がなくあきらめた。今回は一時的な痛みで済んでよかった。しかし、なにゆえ便座を取ったのだろう。国境からほどなくしてプエルト・ナタレスの街へ入りバスが止まって下ろされた。が、現在地点がどこだかわからない。通り名の標識はあるのだが、地図と一致しない。しかたないから、とりあえず中心ぽい方へ歩いていくと、ガイドブックに載っているレストランがあって、位置を把握。まずはチリ・ペソを入手したいため、両替所の方へ歩いていくと、薬局にATMを発見。
海外でのATMは、ラオスで引き出そうとして暗証番号がわからず失敗して以来。まぁ、とりあえずやってみようと思ったら、スペイン語表示。当たり前だけど。とりあえず、暗証番号を入れろということみたいなので、入れて様子を見ていたら、ウーウー言い出して、意味がわからずキャンセル。2度目では、表記を英語にすることまでできた。3度目の挑戦で、引き出し額の選択までいったが、最大で$200って、チリの通貨としては少なくい。とりあえず、$200を選択したら、紙幣が山のように出てきてパニック。後ろに並んでた人がいたこともあり、どいて店を出た。そこからいろいろと考えていたら、表示はアメリカ・ドルだったんだと気づき、なおもパニックを起こして$200が16万だと思いこんでさらにパニック。だからあんなに札束がでてきたんだと。しかも、ATMで取引終了を選択しなかったことを思い出して、さらなるパニック。後ろの人がもし取引継続してお金を引き出してたらオワッタ…。
慌てて戻ったけれど、もうおらず一応確認してみたら、たぶん大丈夫そう。一度引き出したら、自動で取引終了になるっぽく、とりあえず一安心。ただ、まだこの時点で16万の大金を持っていると思い込んでるため、なんとかそのお金を預けようと思い、savingを選択して、とりあえず半分の$100を選択したら、また札束が出てきた。財布の中に入っている現金24万以上。しかも、ほとんどチリペソ。なにこの僕の財布を盗ってくださいっていうような状況。パニックは続くも、とりあずあきらめてホテルへ。何も考えずに、チェックインしていたら、シングルがなくツインに。そのぶん値段も高い。でも、それよりも、財布の中の現金の方が重大なのでよしとした。
明日のパイネ国立公園のツアー予約をしなきゃいけないし、明後日には、さらに南下したいのでバスのチケットを予約しておきたいし、洗濯しないとパンツはないし、やることはいっぱい。とりあえず多額の現金はどっかで日本円に換えればいいことにした。
とりあえず、明日のツアーを予約。なんかやたら高いけどもう気にしない。続いて、パーカー探し。値段は、エル・カラファテより手ごろだけど、気に入ったものがなく何件目かで12000ペソのフリースを発見。フードは付いていないが、2000円くらいと観光地にしては格安なのでこれにした。いい買い物。この辺で、お札の減りが激しく、$200=\16万じゃないことに気づいた。ほっとしたけれど、それでもペソが多すぎるがしかたない。続いて、バスの予約をしたかったがうまく言葉が伝わらず、悪戦苦闘の結果、明後日の便なら明日来てといわれる。ただ、便数がかなり多いのでとりあえず安心。ここで一度、ホテルに帰って洗濯したが、干すところがない。素直にランドリーに預ければよかったかも。
なんだか色々と難しいことが終わったので食事。昨日に続いてちゃんとした食事をすることに。とはいっても、ハンバーガーだけれど。full ハンバーガーという、アボガドとトマトとパテとハムとレタスと…とにかくボリューム満点のハンバーガーとトマトスープ、フレッシュジュースを注文。どれも美味しかったが、特にトマトスープは絶品。こんなに美味しいスープをはじめて飲んだかもしれない。カップには、トマトスープの材料がなぜか書いてあった。その材料で本当に作れるなら作ってみたい。スペイン系の移民だからなのか、アルゼンチンもチリも食事が美味しい。せっかくだし、食事にも惜しまず美味しいものを食べようと思った。
満腹になった後、海沿いを散歩。7時過ぎというのに、太陽はまだ沈まない。ただ、風が強く冷たい。せっかくトマトスープで温まった体が冷えてしまった。新しく買ったパーカーを着てても寒いし、耳周辺も寒いのでニット帽を買うことに。あんまりいい色がなかったけれど、まぁ実用的ならいい。
明日も早いので、早めに就寝することに。
今日出て行ったお金
バス:80アルゼンチンペソ
パイネ国立公園ツアー(ランチ・入園料込):65000チリペソ
フリース:12000チリペソ
夕食:7200チリペソ
ニット帽:3750チリペソ
エル・カラファテ4日目(エル・チャルテン日帰り)
夜明け前に起床。大きなバス会社のエル・チャルテン行きは既に埋まっていたので、別のバス会社で申し込んだら、他のバス会社よりも出発が少し早い。今日も洗濯してから行こうかと思ったが、帰りが遅くなりそうだからやめておいた。バスターミナルに着くと、ちょうど日の出の時間。日の出に背中を押されながらエル・チャルテンへ。エル・チャルテンの目的はフィッツ・ロイ山を中心としたトレッキングなのだが、トレッキングというものがどういうものだか分かっていない。散歩くらいに考えていた。
エル・チャルテンに着くと、まずは国立公園管理局でトレッキングの説明。ここまで何時間くらいかかるよとか、ゴミは持って帰ってきてねとか。外には虹がかかり、虹の中に丁度よく山が収まっていた。あまりに印象的な風景のため、この山がフィッツ・ロイだとずっと勘違いしていた。
バスターミナルを出ると、さっそくトレッキングコースへ。日帰りなので、短いコースを選ぶことにしたのだが、始まって10分で愕然とした。とにかく急な斜面を登っていく。エル・チャルテンの小さな街は見下ろすほどに登った。既に足がくたくたで、これをあと数時間とかどうかんがえても無理。なにより、他に歩いている人がいないため道が正しいのかわからず心許ない。やめようかとも思ったが、後先を感がえるタイプでもないので進むことに。一旦登り終わるとなだらかな道が続きほっとする。少しすると急斜面。やがて落ちたら死ぬだろうという岸壁を慎重に歩く。崖の下には川が流れていて、対岸の山肌からは川とも滝とも言えない水の流れがあった。氷河によって削られ作り出された大地が広がる光景は圧巻。満足したので帰りたくもなったが、戻ったところで帰りのバスまで時間があるので前に進むのみ。心許ないのは水。500mlのペットボトル一つしかもっておらず、計画的に飲むことに。途中でビュースポットにたどり着き、ここで終わりだと思った。意外と近かった。そこから先は天気の悪いときはいっちゃいけないという道だと思って進んだが、終わりが見えてこない。全く持って途中だと気がついた。この辺になると人もちらほら。基本的には抜かされるんだけど。中でも、カナダ人らしいカップルが険しい道を小走りで走り抜けていった。しかも、男性がずっと話している。話し声が遠くから聞こえ始めて、抜かされ、話し声だけがずっと残っている。どんな体力してるんだか。彼らとは行き帰りで3度抜かされ、ずっとそんな調子だった。なぜ3度なのかは、行きとこちらの方が戻る時間が早かったらしく帰る際、さらに彼らが休憩しているところを抜かした後、すぐにまた抜かされた。
トレッキングコースがあるとはいえ、案内板などはほとんどなく、人が歩いて出来た道だけ。開けた道に出ると、道が分かりづらくなり、先に行った人達が戻ってきたりしていた。とりあえず進んでみたが。やがて大きな川に出て、その道づたいに行くと、地図を見る限りもうすぐゴール。そのもうすぐが長いのだけれど。先日のサングラスを忘れたのに引き続き、今日も日焼け止めを塗り忘れた。長袖を着て焼けないようにはしたものの、日が照って暑くなりパーカーを脱ぎジャンパーも半袖にしたため、こんがりと灼けた。そして、一度はちゃんとしまったパーカーだが、風が強くなって砂が目に入るのを防ぐためにサングラスをバッグから取り出したとき、バッグにかけただけにしといたため落としたか風のせいで飛んでいったかで無くしてしまった。サングラスを取り出したところまで5分ほどかけて戻ったが、ないものはない。きっと誰かに持って行かれたんだろう。最終目的地直前での出来事に凹んだ。荒い砂利道を上り終えると視界が開けトーレ湖に。トーレ湖の奥にはトーレ氷河があり、氷河の欠片が対岸のこちら側まで流れ着いていた。木や草すら生えていない急な山の斜面の間に伸びる氷河は湖を挟んでいるために遠く、正直なところ2時間半の疲労に見合う期待した絶景ではなかった。風がかなり強く、砂埃が激しいので少し休憩した後に戻ることにした。
帰りは下りも多くいくぶん楽な気がした。分かれ道で他のビューポイントのある遠回りの道を歩こうか迷った。バスの時間は遠回りするとギリギリ大丈夫。問題は体力なのだが、体力もあと5時間くらいなら大丈夫な気がした。そう思い、遠回りする道へと進みかけたが、水がほとんどないことを思い出して、早めに街に戻ることにした。行きで半分だけ飲むと決めていたのだが、ゴールと間違った時点でごくごくと飲んでしまったため、帰りの道で飲める水はほとんどなし。ガムを噛んで口の中を潤しながらの下山。途中、小川が流れていたので、腹痛になるのを覚悟で口を潤し、ペットボトルの最後の水を飲み干して、小川の水を入れていたら、異物だらけで飲む気にはなれなかった。そんなわけで、この時点で水はなし。カメラの電池も誤って動画撮影されていたため、いつのまにか電池を使い切ってしまっていた。なんかもう何をしたいのかが分からない。昨日、こういう旅をする人達ってドMだよねと話していたことを思い出したが、水もなく山道を歩くってどれだけドMだよと。しかも、素晴らしい景色があってもカメラに収められない。
とにかく早く下山したい。けれど、気持ちは萎えて足は動かない。後ろからどんどん抜かされる。年配のグループにも抜かされる。強風で向かい風の時は、前に進むのがやっと。体力のなさを痛感した。行きの時は、すれ違う人と挨拶する「オラ!」の言い方を色々考えたりして、密かな楽しみにしていたが、もうそんな余裕はない。体の向きを変えて、風を上手くとらえて前に進むのをいかに楽にするかしか考えてない。これだけ風のことを考えたらヨットが上手くなるんじゃないだろうかと思うくらいに。
切り立った岩を横目に進んでいくと、エル・チャルテンの街並みが眼下に広がった。そのときの嬉しさと言ったら。嬉しさもあってか、山に囲まれ、脇を大きな川が流れるエル・チャルテンの小さな街並みが非常に美しいと思った。街を上から見下ろして、これほど美しいと思ったのは初めてだった。ここでお弁当を食べたら美味しいだろうに。最後の貯めておいたバッテリーを使って数枚だけ写真撮影。シャッターを切るごとに電池切れになってしまったが。
この美しい景色を見ながらゆっくり休んで、先へと進む。眼下に見えると言っても、まだまだ先なわけで、ずっと下りとはいえ萎えてくる。街に戻った頃にはもう足はくたくた。バスターミナルへ向かう途中の店でで水とスプライトを買い、その場でスプライトを飲み干した。ようやく得た水分と糖分が体に染み渡っていくを感じながら、達成感のようなものを感じていた。
昼食はバナナだけだったし、バスの時間まで少しあるのでレストランへ。牛ヒレ肉のグリルと良く分からないエッグを頼んだら普通の目玉焼きだった。日本のに比べれば肉は少し硬いのかもしれないけれど、ソースが美味しい。幸せ。ついでに、デザートでカシスのムースを頼んで大満足。バス停に行ったら、同じ宿に泊まっていた人がいた。彼は1泊でエル・チャルテンへ行き、別のルートのトレッキングをしていたらしい。彼によれば、敬遠したルートは途中まではなだらかな道だったらしい。その先は険しい道だったが、待っている風景は格別だったとか。ちょっと悔しい。
帰りのバスが出発すると日が沈んでだんだん暗くなっていく。暗くなっていくと空と雲がちょうど山と氷河のように見えてくる。うっすらと白い雲は氷河で、周囲の沈んだ色をした空が山。見慣れてしまったせいか、自然とそう見えてくる。ある意味で、もっとも雄大な氷河だった。道半ばで辺りは真っ暗になった。窓からは星空。南十字星が見えるかと思ったが、星が多すぎてどれがどれだか分からない。南半球の星座も良く分からないし。正直なところ疲れているし寝たかったのだが、頭がさえてきて色々なことを考えた。日本に観光項客を増やすにはどうしたらいいかなとか、使えそうなアプリの案とか。日本といるときと視点を変えた見方ができるから、旅をするときにする考え事は面白い。あとは、日本に帰ってどうその考えを生かすか次第だけど。
エル・カラファテに着いたときには11時近く。パーカーの代わりを探したが、店はとっくに閉まっていた。宿に帰ってシャワーを浴びて就寝。ぐっすりと寝た。といいたいところだが、嫌な夢を見て起きた。自分の心に古くから根付いた嫌な感情を噴出させたような夢だった。


