とても、とても嬉しかったこと。
今の仕事をしていて、初めて泣きそうになったこと。
単純な掲示板なのだけど、たった一つつけただけでこんなに反応してくれるユーザーがいたことが、本当に泣けるくらい嬉しかった。リリースした直後にはもう、盛り上がらずに失敗するかもという不安から、データベースが重くなりすぎるという方にシフトしていて、心配よりも楽しみの方が上回っていた。正直、どっかのタウンミーティングみたく、自分が一番最初に書き込んで後につなげようとしたけれど、自分が書き込みをしたときにはすでに数件の書き込みがされていた。
今まで、ずっと一方通行で、「ユーザーのため」という大義名分をかかげているけれど、結局それは踏みにじられることが多かった。だから、クレーム以外のユーザーの声が聞けることがなかった分、機能が一つついただけでユーザーの生の声がこんなにも聞けるのかと驚いた。
ずっと、ネットの社会は枠組みだけが必要で、後のものは全てユーザーが作ってくれると考えていた。Webの良いところはユーザーが主体のはずなのに、作る側はいつも忘れがち。
「他のところよりももっと良いものを。」
という掛け声のもと頑張るのだけれど、その良いものがユーザーにとってよいものかどうかって、実はあまり考えられてなと思うことがしばしばあった。良いもの=機能ではなくて、本当に必要なものなのに。
きっと、これからも枠組みだけが必要なのは変わらない。どんな枠組みが必要かを見極めて、きわめてシンプルにそれを作れるかどうか。
会社からみたら一番重要な売り上げは、リリースした直後から伸び悩んだけれど、初めてユーザーのために作ってよかったと思えるものをリリースできて、今年があって本当によかった。
もしかしたら、売り上げの悪い媒体だからつぶれるかもしれないけれど、優しいユーザーがいっぱいいた媒体だったことは忘れない。その事実を知れたことが、とにかく嬉しかった。もしそれを知らずに終わっていたら、何の価値もない仕事をしていたという気分になっただろうから。
初めてメッセージを書き込んでくれた人、少し荒れそうになった時に、なだめるメッセージを書いてくれた人に感謝。でも、やっぱりメッセージを残してくれた全ての人に感謝。ありがとう。あなたたちのために、この媒体はつぶさない。