コーチングはマネージメントのためと思われているけれども、この本では(というよりも日本以外では)個人個人の生活を客観視し、目標達成や生活満足度をあげるのを導くために行われるものとしている。ビジネス本や自己啓発本を滅多に読まないのに、この本を手にしたのはコーチングを学びたいというよりは、人に物を教えるのが苦手だったりとか、日常のコミュニケーションに役立ちそうな面が多そうという理由から。日常のコミュニケーションにどんだけ困ってるんだって話ですが…。ただ実際心に刺さる内容が多く、人生に大きな影響を与える一冊になりそうなので整理の意味も込めてまとめてみようかなと思い立ったわけです。ちなみに、学生時代からまとめるのは苦手ですけどね。
第1章 コーアクティブ・コーチングのモデル
コーチングには、コーチングをする側(コーチ)とコーチングを受ける側(クライアント)がいるが、コーアクティブ(協働的という造語)な関係である必要がある。つまり、コーチとクライアントは互いに問題解決のために協力し合い関係を築き、またそのために対等なパートナーでなければならない。
■ コーアクティブ・コーチングにおける 4つの基礎
- クライアントはもともと完全な存在であり、自らの答えを見つける力を持っている
- クライアントの人生全体を取り扱う
- クライアントが主題を決める
- クライアントと意図的な協働関係を築く
1.クライアントはもともと完全な存在であり、自らの答えを見つける力を持っている
クライアントは人間として間違っているわけでも、欠けているわけでもないので「治す」必要はない。どんな人生を生きたいか、何を実現したいかは本人が持っているが、それに気づけていないだけで、それに気づかせてあげるのがコーチの役目である。クライアントの変わりに、答えを出してしまうのは役に立たない。なぜなら、自ら答えを発見した時の方が強い意欲を感じて、自ら行動を起こそうとするからである。だから、コーチは答えを与えるのではなく、問いを投げかける役目に徹するべきである。
ちなみに、この第1章の初っ端から出てくる「クライアントはもともと完全な存在であり、自らの答えを見つける力を持っている」という項目からして衝撃的だった。確かにコーチが答えを出してしまうと、コーチの視野でしか答えを出せない。それが協働することで2人分の視野で答えを導くことが出来る。また、コーチが答え与えられたという意識があると、途中で「やらされてる」と抑圧的に感じるかもしれない。仮に失敗したら「コーチが悪い」と思ってしまうかもしれない。
これは子育てもそうなのかもしれない。子供は答えを出す能力が幼いだけで、答えは子供本人が持っている。大人は答えを与えて子供を動かすのではなく、答えを導いて自ら動くよう仕向けてあげるのが子供のためになるのかもしれない。まぁ、大人でも難しいのに、子供にそうそう簡単にはいかないだろうけど…。
話はそれるが、交渉の上手い人をみていると相手に結論を出させたようにしつつ、自分の主張をねじ込んでいたりするのは、こういった心理状況を上手く利用してるからなんだろう。
2.クライアントの人生全体を取り扱う
日常生活において行う些細な無数の意志決定も充実した人生を送るか否かに大きく影響をしている。そうした充実した人生を送ること(フルフィルメント)、バランスがとれた人生を送ること(バランス)、人生のプロセスを深く味わうこと(プロセス)の3つに焦点を当ててコーチングは行われる。
3.クライアントが主題を決める
コーアクティブ・コーチングは、クライアントが望む結果を得ることに全ての焦点が当てられる。コーチは、クライアント自らの夢や願望を明確化し、それに沿った目標や結果を得られるよう支援し、クライアントが主題から逸れないようにサポートする。
4.クライアントと意図的な協働関係を築く
コーアクティブ・コーチングはコーチとクライアント双方の関係によって、よい結果が得られるか変わる。協働関係を築く過程を通じて、クライアントはコーチとどのような関係を築くかは自分自身であり、自分の人生を変えるも自分次第であることに気づく。
■ コーチングの核心
コーチングの目的は「行動を進める」と「学習を深める」ことにある。行動し、学習を深めることで新しい発想が芽生え、自らの可能性を拡げたり、変化を起こすための強い意志や方法論が見えてくる。コーチはクライアントの行動だけに焦点をあてるのではなく何を学ぶかを重視し、サポートしなければならない。
著作権的に微妙なのであとは項目のみ。
■ フルフィルメント、バランス、プロセス
■ コーチの5つの資質
※基本的に本の項目に沿っていますが、一部わかりやすいように改変しています。