先日の日記から、飛行機に乗り遅れたという噂がたったらしく、予定通り帰っていることに驚かれて、逆にこちらが驚いたりします。
何を伝えたかったかといえば、『空港で寝ていたら凍えた。』ということです。大したニュースじゃなくてすみません。でも、その時は本当に途方に暮れてしまっていて、旅行であんな気分になったのは久しぶりでした。
ラオスのビエンチャンからタイに着いたのが23時くらい。そして、タイから出発するのが翌朝の8時の便だったので、バンコク市内に行こうか考えたのですが、短い時間や、出入国の手続きの手間、タクシー代、出国税を考えたら空港で9時間過ごした方が賢いかと思って、空港で一夜を明かすことにしたんです。
空港内のお店周りは1時間ほどで飽きてしまって、インドやアラブ系の人たちにまざって、ベンチで横になって寝たんです。でも、やたら寒くて浅くしか眠れずちょくちょく起きてしまいました。それでも、朝5時起きだったので眠気に吸い込まれていったのですが、午前3時くらいに目を覚ますと、体中が寒くてしょうがない。長袖のシャツを着ていたのですが、何の役にも立たないくらい寒いです。
ぶるぶる震えながら、レストラン街に行ったのですが閑散として多くの店が閉まっています。『ラーメン』という日本語ののぼりが見えたときには、神かと思いましたが、店員が寝てます。店員を揺り起こす元気もありません。店員は悪魔でした。
しかたなく、ハンバーガーショップに行きました。「ホットコーヒーがあるか?」と尋ねると、あるというのでハンバーガーと一緒に頼みました。サイズはLです。でも、出されたのは、コーラが並々とつがれたカップです。言葉もありません。
そのコーラの存在感といったら、XXLサイズくらいに思えました。人にたとえるならウェスト150cmくらい。あまりの存在感に店員にクレームを言う気にもなれません。当たり前のように居座っているのですから。席についてコーラと対峙したはいいものの、氷も嫌というほど入ったコーラに手を伸ばすこともできず、みつめるだけです。
結局、寒さが限界なので別のお店でホットティーを頼みました。かなり慎重にメニューを指差して。出された紅茶のカップを頬につけて、ぬくもりを感じました。口の中に含んで温かさを感じました。幸せでした。
こんな時、人のぬくもりなんか屁にもなりません。人間なんてどうせホットコーヒーを頼んでもコーラを入れるくらいなのですから。人が困っている時に寝ているくらいですから。
でも、この紅茶、日本円にしたら300円くらいです。高すぎです。日本と変わらないか高いくらいです。強烈な寒気で冷静さを失っていなければ、まず口にしなかったでしょう。
そんなことをしていても、まだ4時です。とりあえず、冷静さを失っていた頃に感じた凍死への恐怖は免れました。それでも暇です。
iPodは、旅行2日目にイヤホンを無くして使い物になりません。
本を読む気力はありません。
寝たらまた凍えます。
ネットカフェに行ったら、日本語が使えません。
でも、mixiを見ていたら、ハーフのスカンジナビア航空客室乗務員の方と仲良くなりました。でも連絡先を聞くの忘れました。
1時間で1200円くらいします。日本より高いです。
最後の一時間はマッサージにいきました。気持ちよさというより、単に眠くて寝ました。
1時間で2800円くらいです。日本と同じくらい高いです。
わずか9時間で、ラオスでの生活費を超えました。
確かに、一晩泊まる準備をしなかった自分が悪いと思います。羽織るものは長袖のシャツを一枚だけだし素足でサンダルだし。でも、行きには機内に持ち込めた荷物を、大きすぎるといって機内持ち込みを拒否されたことが全ての元凶です。あの荷物さえあれば、バスタオルをブランケット代わりにすることもできたでしょうし。
外気の温度と空港内の温度差で経済発展を主張したいのでしょうが、冷房をかけすぎるのは良くないと思います。南国に来たのだから、少し熱いくらいの方が雰囲気も出ると思います。
南国で、凍えると思いませんでした。しかも室内で。今度から、空港に泊まるときは寝袋を持っていきます。