大学に入る前だから、もう7年以上前にでもなるのかな。
料理評論家の山本益博さんが、あるラジオ番組にでていた時に紹介していた豚カツ屋があって、
「そこの豚カツを食べずして、豚カツを語らないでほしい。」
とまで彼が言っていたお店で、番組の中でみんなに教えてしまうには惜しいからと言って、店の名前も教えてくれず、上野の丸井の裏という大体の場所しか放送されていなかった。
彼自身は大して好きでもなかったけれど番組(に出ている放送作家)が好きだったこともあって、いつか行くのをを楽しみにしていた。そのうちお店の場所も見つけたのだけれど、豚カツになかなか3000円も出せる身分でもなかったし、行こうと思ったときは閉まっていたりと、歳月だけがただ過ぎてしまっていた。噂では、その間に先代が亡くなり息子さんが跡を継いだというのは聞いていた。
で、7年越しに行ってみた。
翌日お腹をひどいくらいに壊した…。
それは別として、念願の豚カツは残念なものでした。息子さんの代になって技術が落ちたとは聞いていたけど風評に過ぎないと思っていた。でも、きっと先代のは本当に別物だったんだと思う。
店が汚らしいのは別にいいとして、ごはんや味噌汁を含めて料理そのもののセンスを疑ってしまう。3cmくらいの分厚い豚カツも、確かにそれだけの厚さの肉に火を通すのは大変だろうけど、でもただ火が通っているだけ。期待しすぎていただけに、すごく残念。今度、自分で作って先代の豚カツを復元してみようとすら思った。
行ったことがなかったのにも関わらず色々と思い出のある豚カツ屋だけに、なんだか考えさせられました。