先日、森島寛晃の引退試合を見に大阪まで行ってきた。引退試合とはいえプレシーズンマッチを兼ねていて、出場はわずか5分程度。数回ボールタッチをした程度のもので、主役がゴールを量産するいわゆる引退試合とは一線を画したものだった。
試合中、ベンチ前に転がってきたボールにいち早く反応して、ベンチを飛び出して取りに行きボールボーイに渡してていて、観客の笑いを誘っていた。自分の引退試合なんだから人に任せればいいのにと思うのに、そういう人のよさも彼の魅力の一つ。
彼の出場と時を同じくして雨が降り出したのも、彼らしいというか。雨に濡れるからという理由で、自分のセレモニーを早めに切り上げさせたところまで彼らしさの演出のためのものだった気がしなくもない。
原因不明の首痛で試合に出場できなかった2年間の間にJ2に落ちて観客の平均入場者数はピークの3分の1まで減った。ミスターセレッソの引退試合の今回の入場者数も2万人に満たない数で5万人収容のスタジアムは指定席を中心に空席が目立っていた。せめてJ1にいれば、もう少し歓声に満たして彼を送ることができたのだろうか。
試合内容では、日本代表に定着した香川はボールをもらった後の一歩目の動きだしで完全に相手を置き去りにしていて、もはや別次元。乾の強引な突破は目を見張るものがあるし、新戦力のマルチネスの展開力も魅力だった。準備段階のガンバ相手とはいえ、圧倒的にゲームを支配した内容だった。若い伸び盛りの力がチームの中心になっているのは頼もしい。この戦力をJ1のステージで見てみたいと強く思った。
今日の開幕戦も勝利し1節終了時とはいえ首位。今年は、J2に東京V や横浜FCがいてくれるおかげで、試合も見に行きやすい。サッカーを楽しめる年になりそう。
もうすぐ、セレッソの季節。そして秋に再び桜が咲くように…。